TECH4U SESアカデミー

SES面談で職務経歴をどう説明する?案件に貢献できる実績の伝え方

SES面談の経歴説明は、募集案件に関連する実績を選んで提案する。案件票の読み方、開発・インフラ・PMOの架空の説明例、短期終了の理由を聞かれた場合の答え方を整理します。

SES面談・客先面談・案件面談
公開日: 2026-10-14更新日: 2026-10-14

「SES面談でスキルシートを説明すると、経歴を全部話すだけで時間がかかります。どの案件から話せばよいでしょうか。」

これは弊社代表・山田元康の面談に対する考え方です。最初に確かめたいのは、今回の募集で何を任せたいのかと、その仕事に近い経験があるかです。Java、PHP、AWSを使った順番だけを伝えても、顧客は今回の仕事を任せられるか判断できません。

関連する実績があるなら、その経験から話します。未経験の工程を求められているなら、実際に担当した範囲と、判断やレビューを受けた範囲を分けて伝えてください。経験を広く見せるために話を増やす必要はありません。

案件票から、今回任される仕事を読む

案件票の技術名だけでなく、役割・担当工程・求められる成果を確認します。「Java必須」でも、既存機能の改修、性能問題の調査、顧客との仕様調整では提案する実績が変わります。

案件票で確認すること経歴から選ぶ実績
技術・システム構成近い構成で実際に担当した開発・運用・構築
役割・担当工程自分で担当した作業と判断の範囲。実装担当、設計担当、調整担当を分ける
求められる成果改修の完了、安定稼働、移行の準備、課題対応など、実現した結果
体制・支援自分で進めた部分と、上位者の承認・レビューが必要だった部分

役割や成果が書かれていなければ、分かっている担当作業を基準に実績を選び、不明点は営業や面談で確認します。顧客の課題を推測して、解決を約束しないでください。

関連する実績を選び、貢献できる仕事まで伝える

面談では次の順で説明します。スキルシートの案件番号を添えると、相手も該当する経歴を確認できます。

  1. 今回の募集に近い過去の案件を選ぶ。
  2. 直面した課題と、自分に任された仕事を伝える。
  3. 自分が実行したことと、確認できた成果を短く説明する。
  4. その経験を使って、今回どの仕事を担当できるか提案する。
  5. 相手が質問した部分を追加説明する。

成果物を作ったことと、課題が解決したことは分けます。「移行手順を作成した」と「移行を完了した」は違います。計画だけを担当したなら、実行や完了まで自分の成果として話さないことが必要です。

開発・インフラ・PMOの経歴説明例

以下はすべて架空の説明例です。TECH4U社員の実績や採用成功事例ではありません。自分が実際に経験した範囲に合わせて使ってください。

開発:JavaのAPIと性能改善を求められている場合

悪い例:経歴を網羅的に読み上げる

「1社目はJavaを使い、次にPHPを担当し、その後AWSの案件に入りました。Javaでは画面とAPIを担当して……」

良い例:関連する実績から提案する

「今回の案件と近い構成のシステムで、JavaのAPI開発と性能問題への対応を担当しました。処理遅延の原因調査から改修、検証まで進め、対象処理の遅延が解消したことを確認しています。今回も性能改善で、調査と改修を担当できます。」

この説明には、原因調査・改修・検証まで担当した事実が必要です。調査結果の集計だけなら、その範囲を示し、改修を任せられる実績とは区別します。

インフラ:移行準備と検証を求められている場合

悪い例:扱った環境を順番に列挙する

「最初はLinuxの監視、次はWindows Server、その後はAWSを使いました。いろいろな環境を経験しています。」

良い例:今回担当できる作業を示す

「Linuxサーバーの移行準備で、設定の差分確認と移行手順の作成、リハーサルの検証を担当しました。リハーサルで手順の不足を見つけ、修正後に対象サービスの動作を確認しています。本番移行の判断はリーダーが担当しました。今回も移行手順の整備と事前検証で貢献できます。」

設定確認だけを担当した場合は、手順作成や検証まで経験したように話しません。本番移行を判断した人も分けて示します。

PMO:複数チームの調整を求められている場合

悪い例:業務名だけを並べる

「PMOとして、会議運営、進捗管理、課題管理、資料作成を経験しました。前の案件でも管理業務を担当しています。」

良い例:調整と実行の担当範囲を示す

「複数チーム間で仕様の確認が滞っていた案件で、未決事項と各チームの制約を整理しました。対応方針をPMへ提案し、合意後は担当者との日程調整と対応状況の確認まで進め、対象の仕様確認を完了しました。今回もチーム間調整が必要な場面で、この経験を使えます。」

議事録作成や催促だけの経験を、対策提案や課題解決に置き換えないでください。書類に担当範囲を整理する方法は、PMO職務経歴書の記入例で確認できます。

質問された部分を補い、短期終了の理由は事実で答える

まず今回の仕事に関係する実績を提案し、相手から聞かれた技術・担当範囲・判断の理由を補足します。最初から全案件の背景や作業を説明すると、今回任せられる仕事が埋もれてしまいます。

短期終了した案件があっても、終了理由を自分から長く説明する必要はありません。質問された場合は、実際の終了理由と自分が把握している範囲を簡潔に答えます。終了理由を隠したり、実態と違う説明に変えたりすることは勧めません。

実績を選んだ後の面談準備

冒頭の簡潔な自己紹介は1分自己紹介の記事へ、書類全体の整理は職務経歴書の書き方へ進んでください。このページで選んだ実績を会話中に提案する方法は逆質問の上級編、練習と接続確認は面談前日ガイドで扱います。

自分の担当範囲のどこを伝えるか迷う場合は、募集内容と実際の経歴をそろえて相談してください。TECH4Uの採用情報で面談準備サポートと働き方を確認できます。

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