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SES面談は未経験でも通る?聞かれること・答え方・準備を解説

SES面談で実務未経験者が伝える学習内容、成果物、前職の実績を整理。Java学習・テスト経験・インフラ監視の3つの想定例で、避けたい回答と次に作る経験を解説します。

SES面談・客先面談・案件面談
公開日: 2026-09-29更新日: 2026-09-29

SESの案件面談は、未経験の作業を含んでいても、担当範囲と支援体制が合えば参画を検討してもらえる場合があります。ただし、学習済みという理由だけで、実務経験が必須の案件に対応できるとは言えません。まず「何が未経験なのか」と「最初に任される仕事」を分けて確認します。

ここで扱うのは、SES会社への採用面接ではなく、案件先との面談です。転職先の研修や会社選びはSES未経験転職の注意点、面談全体の流れはSES面談ガイドをご覧ください。

未経験でも案件面談になるのはどのようなケースか

ITの実務経験がない人と、別の工程から移る人では、説明できる経験が違います。面談が組まれた場合も、何を評価して候補になったのかを営業へ確認してください。

未経験の範囲面談前に確認すること説明する材料
IT実務そのものが未経験学習経験で検討する案件か。最初の作業と指導・レビューの担当者は誰か学習した内容、自分で作ったもの、前職で改善した仕事
テスト経験があり、実装が未経験テスト経験を使える作業があるか。実装を始める範囲はどこか仕様の確認、不具合の再現、検証と報告の経験
監視経験があり、構築が未経験運用経験を使えるか。構築手順の作成・実行にどの支援があるか一次切り分け、ログ確認、手順の改善経験

実装や構築を最初から一人で進める案件なら、答え方だけで経験不足を埋めるのは難しいです。今の現場で関連作業を経験するか、支援を受けて担当できる範囲から検討します。

実務経験がないときは、何を説明するか

「やる気があります」に加え、そのために既に行ったことを話します。学習期間の長さだけでなく、何を作り、どこで困り、どう調べて直したかが説明材料になります。

IT以外の仕事でも、自分で取り組んだ業務改善は話せます。マニュアル化、Excelのマクロ、RPAなどを使った改善があれば、元の問題、自分の担当、変更後に確認できたことを整理してください。作業時間などの数字を出す場合は、記録で確認できる範囲に限ります。

資格の学習は、体系的に知識を学んだ内容として示せます。ただし、資格や授業の課題を終えたことと、顧客の仕事を担当した経験は分けます。

学習経験と実務経験を混ぜない

学習では、自分が決めた範囲や教材の手順で成果物を作れます。実務では、他の人が決めた仕様、期限、既存システムへの影響、レビューへの対応も含めて仕事を進めます。学習成果を示すときは、どこまで自分で考えたかを明らかにします。

  • 教材どおりに作った部分は、教材の課題として説明する。
  • 自分で加えた機能は、目的、変更箇所、動作確認を説明する。
  • 人やAIの助けを借りた部分は、自分で理解・確認した範囲を分ける。
  • 実務の資料や顧客情報は、公開・提示の許可なく持ち出さない。

学校の課題だけなら、それを独力で要件から作った実績とは説明しません。自分で追加・改善した部分があれば、課題本体と分けて見せます。

想定例1:Javaを学習済みで、実務経験はない

以下の3ケースは想定例であり、実在の応募者の実績や面談通過を示すものではありません。

言ってはいけない回答

「Javaはできます。学校でアプリを作ったので、開発は一通り任せてください」

課題を完成させたことだけでは、実務で担当できる範囲は分かりません。

最低限伝える内容と回答例

「Javaの実務経験はありません。教材の課題で登録・一覧表示を作り、その後、自分で入力チェックを追加しました。エラー時の表示と、登録されないことを確認しています。設計やチーム開発は未経験です」

成果物を示せる場合は、自分が変えた箇所と確認方法を説明します。書いたコードの意味が分からない部分まで、理解しているとは言いません。

次に作る経験

自分や周囲の具体的な不便を一つ選び、必要な機能を決めて作り、使ってもらって修正します。機能数を増やすより、なぜ作ったか、何を直したかを説明できるようにします。学習上の成果として記録し、実務経験とは区別してください。

想定例2:テスト経験のみで、開発案件を希望する

言ってはいけない回答

「開発プロジェクトに2年いたので、Java開発経験は2年です」

テスト実施だけを担当していた期間は、実装の経験年数にはできません。

最低限伝える内容と回答例

「業務システムのテスト実施を2年担当しました。不具合の再現条件と期待結果を整理して報告しています。Javaの実装は個人学習までで、実務では担当していません」

テストケースの作成やコード調査をしたことがあれば、実際の担当分だけ補足します。テスト実施とテスト設計も分けてください。

次に作る経験

今の現場で担当可能なら、不具合の原因調査、テストケースの作成、レビューを受けながらの小さな修正を相談します。任される機会がなければ、学習用アプリで不具合の再現から修正、再テストまで記録します。

最初から実装を一人で任せる案件を希望する場合は、実務での修正経験を先に作る方が、担当できる根拠を示せます。

想定例3:インフラ監視から構築案件を希望する

言ってはいけない回答

「Linuxの監視をしていたので、サーバー構築もできます」

監視していた環境と、自分が構築した環境は別です。

最低限伝える内容と回答例

「Linux環境の監視と、手順に沿った一次切り分けを担当しました。構築の実務経験はありません。個人環境ではLinuxを導入し、設定変更後の接続確認を行っています」

実務で使ったコマンドや、どの状態なら担当者へ引き継ぐかを説明します。設計や復旧判断を他の人が担当していた場合は、その範囲も伝えます。

次に作る経験

現場の担当範囲で、ログ調査や手順書の見直し、変更作業の検証を相談します。個人環境では構築手順を残し、作り直しても同じ状態になるか、設定を戻せるかまで確認します。本番環境を無断で変更して経験を作ってはいけません。

構築補助から始められるか、レビューを誰が担当するかを営業へ確認し、監視経験だけで設計・構築全体を引き受けないようにします。

できないことや、分からないことを聞かれたときの答え方

経験がない作業なら、「実務では未経験です。学習ではここまで行いました」と先に範囲を示します。質問の用語自体が分からない場合は、「その用語は理解できていません。今回の作業では何を指すか教えていただけますか」と確認します。

関連経験があるときの想定例は、「構築は未経験です。監視でのログ確認と一次切り分けは担当しました。構築手順の確認や実行から担当できるか、作業範囲を伺いたいです」です。関連経験があっても、未経験の作業ができる証明にはなりません。

経験の不足を隠す答えを勧められた場合も、スキルシートと説明を事実に戻し、営業と案件の適合性を見直します。

自己紹介と面談前の準備

自己紹介は、現在の仕事、実務経験の有無、学習や改善で自分が行ったこと、今回の作業との接点を短くまとめます。経験者向けの文例の年数だけを変えず、実務と学習を区別してください。話す順番は1分自己紹介のガイドを参考にできます。

面談前は、次の4点を確認します。

  1. 案件票の必須作業ごとに、実務経験・学習のみ・未経験を分ける。
  2. 成果物や改善について、自分の担当と困ったときの対応を説明できるようにする。
  3. スキルシートに、課題や個人学習を実務と誤解させる記載がないか確認する。
  4. 最初の作業と相談・レビューの体制を営業へ確認し、面談で残る不明点を聞く。

質問の候補は逆質問の基本編へ。一般的な質問への回答はSES面談の質問9選に分けています。

面談後は、説明不足と経験不足を分けて改善する

聞かれた内容と自分の回答を記録し、営業へ共有します。経験はあるのに担当範囲が伝わらなかったなら、回答とスキルシートを直します。必要な作業を経験していなかったなら、次に作る経験か、候補案件の条件を見直します。

見送り理由が確認できない場合は、話し方だけが原因だったと決めつけません。結果待ちの対応はSES面談の結果が遅いときの確認方法を参照してください。

TECH4Uへの相談や応募を検討する方は、エンジニア採用情報で募集内容とサポートをご確認ください。この記事は、未経験者向け案件や採用を約束するものではありません。

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