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SESスキルシートの書き方|単価アップにつながる実績・役割・成果の見せ方
SESスキルシートで実績、役割、成果をどう見せるかを整理し、単価アップにつながる書き方を解説する記事です。
SESスキルシートは、案件に参画するための資料であると同時に、単価を上げるための提案資料でもあります。
同じ経験をしていても、書き方によって「作業をしていた人」にも「プロジェクトを前に進めた人」にも見えます。
単価アップにつながるスキルシートでは、技術名や担当工程だけでなく、実績、役割、成果が分かるように書くことが重要です。
この記事では、SESスキルシートで単価アップにつながる実績・役割・成果の見せ方を整理します。
まず結論:単価アップにつながるのは「任せられる理由」が伝わるスキルシート
単価アップにつながるスキルシートは、経歴が多いだけの資料ではありません。
現場や営業が見ているのは、「この人に高い単価を出す理由があるか」です。
その理由になるのは、次のような情報です。
- どの技術を使ったか
- どの工程を担当したか
- どのビジネスドメインを経験したか
- どのくらいの規模で仕事をしたか
- どんな課題を解決したか
- チームや品質にどんな影響を出したか
つまり、スキルシートは「やったこと」ではなく、「任せられる理由」を伝える資料です。
技術名だけでは単価アップにつながりにくい
スキルシートでよくあるのが、技術名だけを並べる書き方です。
Java、Spring Boot、MySQL、AWS、Gitを使用。
これだけでは、どのくらい使えるのか、何を担当したのか、現場で任せられる範囲が分かりません。
単価アップを狙うなら、技術名に工程と役割をセットで書きましょう。
JavaとSpring Bootを用いた業務システムのAPI実装を担当。
詳細設計書をもとに実装、単体テスト、既存機能改修まで一人称で対応。
技術名だけではなく、「どの工程で、どの作業を、どこまで担当したか」を書くことで、現場が判断しやすくなります。
実績は「課題→行動→成果」で書く
実績を書くときは、作業内容だけで終わらせないことが大切です。
おすすめは、次の流れです。
課題
行動
成果
たとえば、次のように書きます。
仕様変更が頻発し、実装後の手戻りが発生しやすい状況だった。
変更時の影響範囲をPM・QAと確認し、フロー図に整理してレビュー時に共有。
認識齟齬による再修正を減らし、担当機能をスケジュール通りに納品。
この書き方だと、単なる実装担当ではなく、課題を見つけて進行を安定させた人として伝わります。
役割は「チームの中で何を任されたか」を書く
役割を書くときは、「SE」「PG」だけで終わらせないようにしましょう。
肩書きだけでは、実際に何を任されていたのかが分かりません。
NG例です。
役割:SE
OK例です。
5名チームのSEとして、詳細設計、API実装、単体テストを担当。
実装方針に迷う箇所はリーダーに確認し、影響範囲を整理してから改修を実施。
さらにリーダーやサブリーダーに近い動きがあった場合は、人数や範囲を書きましょう。
サブリーダーとして3名の進捗確認を担当。
不明点をチケットに整理し、レビュー前に確認事項を共有。
役割は、肩書きではなく、チーム内で何を任されたかで伝えることが重要です。
成果は定量と定性の両方で書く
成果は、数字だけでも、感想だけでも弱くなります。
できれば、定量と定性の両方で書きましょう。
定量の例です。
- 8画面を実装
- 1000項目のテストを実施
- レビュー工数を20%削減
- 公開遅延ゼロ
- 6ヶ月の開発期間で納品
定性の例です。
- 仕様変更時の認識齟齬を減らした
- レビュー時の判断をしやすくした
- 後続メンバーが作業しやすい状態を作った
- チーム内の共有が安定した
書き方の例です。
新規画面8点の実装と約1000項目のテスト実施計画を担当。
仕様変更時の影響範囲を整理し、レビュー時の判断を明確化したことで、担当機能を公開遅延なく納品。
数字と影響がセットになると、仕事の重みが伝わりやすくなります。
ビジネスドメインを書くと評価されやすい
スキルシートでは、技術だけでなくビジネスドメインも重要です。
ビジネスドメインとは、どの業界・業務のシステムを担当したかです。
たとえば、次のような情報です。
- ヘルスケア向けスマートフォンアプリ
- 金融機関向け審査システム
- 大手流通企業向けECサイト
- 自治体向け申請管理システム
- 製造業向け在庫管理システム
同じJava開発でも、どの業務を扱っていたかで評価は変わります。
Java開発を担当。
よりも、次の方が伝わります。
大手流通企業向けECサイトの販売促進機能にて、JavaとSpring Bootを用いたAPI実装を担当。
技術、工程、ビジネスドメインをセットで書くと、単価アップにつながる経験として見えやすくなります。
単価アップにつながる書き換え例
同じ経験でも、書き方で印象は変わります。
弱い書き方
販売管理システムの開発を担当。
詳細設計、実装、テストを実施。
強い書き方
小売業向け販売管理システムの改修案件にて、詳細設計、API実装、単体テストを担当。
既存処理の影響範囲を確認しながら改修を進め、不具合発生時には原因調査と修正方針の整理を実施。
担当機能をスケジュール通りに納品し、リリース後の追加修正を抑制。
強い書き方では、業界、担当工程、行動、成果が見えます。
読み手は「この人なら別の現場でも任せられそう」と判断しやすくなります。
よくあるNG:作業の羅列で終わる
スキルシートでよくあるNGは、作業の羅列です。
詳細設計、実装、テスト、レビュー対応。
これだけでは、仕事の難易度や影響が分かりません。
改善するなら、次のように書きます。
詳細設計、実装、単体テストを担当。
仕様未確定の箇所はPMと確認し、設計書に未記載の処理フローを整理してから実装。
結合テストで発生した不具合も、作成したフロー図をもとに修正方針を共有し、期限内に解消。
作業だけでなく、判断や工夫まで書くことが大切です。
よくあるNG:成果が「頑張った」で終わる
成果を書くときに、「頑張りました」「ミスなく終えました」で終わると評価されにくくなります。
成果は、読み手が判断できる形にしましょう。
NG例です。
納期に間に合うように頑張りました。
OK例です。
仕様変更が発生する中で影響範囲を整理し、担当機能をスケジュール通りに納品。
レビュー時の確認観点も共有し、後続メンバーの修正工数削減に貢献。
成果は、定量と定性の両方で書くと伝わりやすくなります。
よくあるNG:プロジェクト単位で書かれていない
同じ現場で複数の作業をしている場合、現場単位でまとめすぎると分かりにくくなります。
スキルシートは、できるだけプロジェクト単位で書きましょう。
たとえば、同じ現場でも次のような場合は分けて書くと伝わりやすいです。
- 新規開発
- 追加改修
- 運用保守
- リプレイス
- 障害対応プロジェクト
プロジェクト単位で書くと、目的、担当工程、成果が整理しやすくなります。
面談で説明しやすいスキルシートにする
スキルシートは、提出するだけの資料ではありません。
面談で説明するための資料でもあります。
そのため、面談前には次の点を確認しましょう。
- 直近案件の概要を説明できるか
- 自分の担当工程を説明できるか
- 一人称で対応できる作業を言えるか
- 成果や工夫を具体的に話せるか
- 今回の案件に近い経験を見つけられるか
スキルシートに書いたことを、自分の言葉で説明できる状態にしておくことが重要です。
単価アップにつながるチェックリスト
提出前に、次の項目を確認しましょう。
- 技術、工程、ビジネスドメインが書かれている
- 担当範囲が明確になっている
- 課題、行動、成果がつながっている
- 数字で規模感が伝わる
- 難易度が愚痴ではなく制約として書かれている
- 成果が定量と定性で書かれている
- 一人称で対応できる作業が分かる
このチェックリストを満たしていると、単なる作業経歴ではなく、単価アップにつながりやすいスキルシートに近づきます。
よくある質問
SESスキルシートで単価アップにつながる一番大事なポイントは何ですか?
一番大事なのは、任せられる理由が伝わることです。
技術名だけでなく、担当工程、役割、成果、チームへの影響まで書くと評価されやすくなります。
成果が数値で出せない場合はどうすればいいですか?
数値がない場合は、定性的な影響を書きましょう。
認識齟齬を減らした、レビューがしやすくなった、後続作業が安定した、チーム内の共有が改善したなども成果になります。
経験が浅い工程も書いていいですか?
書いても大丈夫ですが、経験の深さを正直に補足しましょう。
一人称で対応できるのか、レビューを受けながら対応したのかを分けて書くと安全です。
スキルシートはテンプレート通りに書けば十分ですか?
テンプレートを埋めるだけでは不十分な場合があります。
テンプレートは土台です。単価アップを狙うなら、課題、行動、成果、影響まで書き足しましょう。
まとめ
SESスキルシートで単価アップにつなげるには、作業を並べるだけでは不十分です。
重要なのは、実績、役割、成果を通じて「この人に任せる理由」を伝えることです。
意識したいポイントは次の通りです。
- 技術名だけでなく、工程と担当範囲を書く
- ビジネスドメインを明確にする
- 課題、行動、成果の流れで書く
- 数字で規模感を出す
- 成果は定量と定性の両方で伝える
- 一人称で対応できる作業を書く
スキルシートは、過去の作業一覧ではありません。
次の案件で任せられる理由を伝えるための提案資料です。
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- 実績、役割、成果が伝わるか
- 単価アップにつながる見せ方になっているか
- 技術、工程、ビジネスドメインが明確か
- 一人称で対応できる作業が分かるか
- 面談で説明しやすい内容になっているか
スキルシートは、単価交渉や案件提案の入口です。
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