TECH4U SESアカデミー
SES面談で落ちる人の共通点|NG回答と通過するための改善ポイント
SES面談で落ちやすい人に共通する話し方や回答を整理し、通過に近づくための改善ポイントをまとめます。
SES面談で落ちる理由は、スキル不足だけとは限りません。
実際には、回答の言い方、語尾、質問への入り方、逆質問の内容によって、「現場で任せるのは不安」と判断されることがあります。
特にSES面談では、現場が見ているのは「この人は指示待ちではなく、自走して仕事を進められそうか」「スキルシートの内容と話している内容が一致しているか」「チームで問題なく働けそうか」です。
この記事では、SES面談でよくあるNG回答と、通過に近づくための言い換え方を整理します。
SES面談で落ちる理由TOP5
SES面談で落ちる理由として多いのは、次の5つです。
- スキルシートと話す内容が一致していない
- 一人称で対応できる作業が説明できない
- 回答が曖昧で経験範囲が分からない
- 案件内容を理解していない
- 逆質問で条件面ばかり確認している
技術力不足だけが理由ではありません。
実際には、「参画後に任せられるイメージが持てない」と判断されて見送りになるケースが多くあります。
最重要:SES面談で落ちる人は「任せた後の不安」を残している
SES面談では、ただ受け答えが丁寧なだけでは足りません。
現場側は、面談の短い時間で「この人を現場に入れて大丈夫か」を判断しています。
落ちやすい回答には、次のような共通点があります。
- 指示待ちに見える
- 自分で進める姿勢が見えない
- 回答が曖昧
- できる範囲が伝わらない
- 条件交渉が先に見える
- 逆質問が自己完結している
つまり、NG回答は「言葉の選び方」の問題であると同時に、「現場に入った後の不安」を残す問題でもあります。
あるあるNG:作業者です
SES面談で「作業者です」と言ってしまうと、現場側には「指示が来るまで待つ人」「自分から動かない人」という印象を与えることがあります。
もちろん、実際には作業を担当する立場だったとしても、面談ではそのまま言うと受け身に聞こえやすいです。
NG回答
私は作業者として対応していました。
この言い方だと、自分で考えて動く姿勢や、チームにどう貢献したかが伝わりません。
改善回答
担当範囲の作業を進めるだけでなく、不明点は早めに確認し、必要に応じて周囲と連携しながら進めていました。
さらにリーダー経験や主体的に動いた経験がある場合は、次のように伝えると強くなります。
リーダーシップや自走する姿勢を持って仕事に取り組んできました。
大切なのは、「作業をしていました」で終わらせず、どう進めたか、どこで主体性を出したかを伝えることです。
あるあるNG:質問への答えを説明から入る
質問に対して、いきなり背景説明から入ると、面談官は結論をつかみにくくなります。
SES面談では、短い時間でスキルシートとの整合性を確認されます。
そのため、まず結論を言い、その後に証拠となる経験を話す方が伝わりやすくなります。
NG回答
前の案件では最初テストが多くて、その後に実装も少し入って、チームの状況によっていろいろ対応していました。
説明から入ると、「指示するのが大変そう」「言ったことを正しく理解して進められるか不安」と見られることがあります。
改善回答
経験あります。
スキルシートの項番1から5で、合計5年ほど担当しています。
このように、まず「経験あります」とYesで答え、その後に「項番1から5で5年務めています」と証拠を出すと、面談官が判断しやすくなります。
回答の基本は、結論と証拠です。
経験あります。
スキルシートの項番○番で、○年ほど担当しました。
この型を意識するだけで、回答はかなり整理されます。
あるあるNG:できないスキル質問への答え方
経験がないスキルを聞かれたときに、「経験ありません」で終わるのは危険です。
正直に答えることは大切ですが、そのまま終わると「自分の範囲を狭める人」「未経験の作業はやらない人」という印象につながることがあります。
NG回答
経験ありません。
この回答だけだと、代わりに何ができるのか、どこまで対応できそうなのかが伝わりません。
改善回答
経験がない場合は、関連する経験や対応可能な範囲をセットで伝えます。
その技術の実務経験はありません。
ただ、リーダーはスキルシートの項番1から5で5年ほど務めています。
チーム内で調整しながら進める経験はあります。
また、リーダー経験がない場合でも、次のように言えます。
実務経験はありませんが、○○の案件でリーダーシップを発揮したことがあります。
関係者と調整しながら作業を進めた経験があります。
フロントエンド経験を聞かれた場合は、次のような答え方もできます。
実務ではまだ担当していませんが、個人でHTML/CSSとReactを触った経験があります。
エンジニアと会話しながら進めることはできます。
さらに、事前に調べている場合は、それも伝えましょう。
事前に調べてきましたが、○○までであれば対応可能です。
実務では未経験なので、最初は確認しながら進めたいです。
「できません」で終わらせず、関連経験、学習状況、対応できる範囲を伝えることが重要です。
あるあるNG:語尾が曖昧
SES面談では、語尾の印象も見られます。
「と思います」「たぶん」「おそらく」などの曖昧語を多用すると、自信がない、経験が薄い、できる範囲が不明確という印象になりやすいです。
NG回答
Javaは対応できると思います。
単体テストもたぶん問題ないと思います。
この言い方だと、本当に任せてよいのか判断しにくくなります。
また、次のように「です。が...」で冗長に続ける話し方も注意が必要です。
対応可能です。が、前の案件では少し違う環境だったので、最初は確認が必要で、ただ似たような経験はあって...
「が...」の後ろに本音が来るように聞こえ、面倒な人、話が長い人という印象になることがあります。
改善回答
Javaの実装は対応できます。
スキルシートの項番2と3で、Spring Bootを使ったAPI実装を担当しました。
言い切れる範囲は「対応できます」と言い切りましょう。
そのうえで、確認が必要な範囲は正直に切り分けます。
API実装と単体テストは一人称で対応できます。
基本設計については、レビューを受けながら対応した経験があります。
言い切ることと、無理に盛ることは違います。
自分が対応できる範囲を明確に言い切ることが大切です。
あるあるNG:話が長い
SES面談では、経験があることだけでなく、分かりやすく伝えられることも重要です。
質問に対して長く話しすぎると、結局何が言いたいのか分からなくなることがあります。
NG回答
前の案件では最初にテストを担当していて、その後に実装も少しやるようになって、そのときにチーム体制が変わって、そこから別の機能も見ていて...
この回答は、話している本人は詳しく説明しているつもりでも、面談官から見ると要点がつかみにくくなります。
改善回答
直近案件ではReactを使った画面改修とテストを担当しました。
実装と単体テストであれば一人称で対応できます。
まず結論を伝え、その後に必要な補足をする方が、面談官は判断しやすくなります。
話が長くなりやすい人は、次の順番を意識しましょう。
結論
担当した作業
一人称で対応できる範囲
あるあるNG:残業やリモートの答え方
残業やリモートについて聞かれたとき、「問題ありません」だけで終えると、かえって違和感が出ることがあります。
現場側には、「本当は問題があるのでは」「条件だけで判断しているのでは」と聞こえる場合があります。
NG回答
残業は問題ありません。
出社も問題ありません。
短く答えられてはいますが、仕事への考え方が伝わりません。
改善回答
この仕事は納期をきちんと守ることが大事だと考えています。
必要な場面では、状況を確認しながら対応します。
リモートや出社については、次のように話すと自然です。
出社してコミュニケーションを取ることも大切だと考えています。
特に参画直後は、周囲と連携しながら早くキャッチアップすることを心がけています。
条件に対して「問題ありません」で終わるのではなく、仕事への向き合い方まで伝えると、現場側に安心感を与えやすくなります。
あるあるNG:「質問はありませんか?」への対応
面談の最後に「質問はありませんか?」と聞かれたときの対応も重要です。
ここで何も聞かないと、案件への理解や主体性が弱く見えることがあります。
NG回答1:ありません
ありません。
この回答は、指示待ち人材と判断される可能性があります。
逆質問は、案件を理解しようとしている姿勢を見せる時間でもあります。
NG回答2:残業時間は?
残業時間はどのくらいですか?
残業時間を確認すること自体が悪いわけではありません。
ただし、提案のターンでいきなり条件交渉のように聞こえると、印象が下がることがあります。
聞くなら、次のように案件理解につなげて聞きましょう。
リリース前後など、稼働が上がりやすいタイミングはありますか?
NG回答3:自己完結する質問
○○の人数は何人ですか?
5人です。
はい。
このように、聞いて終わるだけの質問は、意図が伝わりにくくなります。
質問するなら、なぜ知りたいのかが伝わる形にしましょう。
参画後の連携イメージを持ちたいため、チーム体制を教えていただけますか?
逆質問は、条件を確認するだけでなく、案件を理解し、現場でどう動くかを考えるための時間です。
通過に近づく回答の基本型
SES面談では、次の型を意識すると回答が安定します。
結論
根拠
案件での活かし方
たとえば、次のような流れです。
Javaの実装経験があります。
スキルシートの項番2と3で、Spring Bootを使ったAPI実装を担当しました。
今回の案件でも、バックエンド実装と単体テストの経験を活かせると考えています。
説明から入るのではなく、まず結論。
その後にスキルシート上の根拠。
最後に今回の案件でどう活かせるか。
この流れで話すと、面談官が判断しやすくなります。
面談前に確認すべきこと
面談前には、次のポイントを確認しておきましょう。
- スキルシートの項番ごとの経験を説明できるか
- 一人称で対応できる作業を言えるか
- 未経験スキルを聞かれたときの答え方を準備しているか
- 曖昧語を使いすぎていないか
- 逆質問を3つ用意しているか
完璧に話す必要はありません。
ただし、現場に「任せた後の不安」を残さないように、経験の範囲と対応できる作業を整理しておきましょう。
SES面談で通過しやすい人の特徴
SES面談で通過しやすい人には共通点があります。
- 結論から話す
- 自分の担当範囲を明確に説明できる
- 一人称で対応できる作業を伝えられる
- 未経験領域も正直に話せる
- 案件内容と自分の経験を結びつけて話せる
- 分からないことを確認する姿勢がある
特別に話が上手い必要はありません。
現場が知りたいのは、「どこまで任せられるか」です。
経験を正確に説明できる人ほど、参画後のイメージを持ってもらいやすくなります。
まとめ
SES面談で落ちる人に多いのは、スキルがまったく足りない人だけではありません。
言い方によって、指示待ちに見えたり、経験が曖昧に見えたり、条件だけを気にしているように見えたりすることがあります。
意識したいポイントは次の通りです。
- 「作業者です」で終わらせない
- 説明から入らず、結論と証拠で答える
- 未経験スキルは関連経験と対応可能範囲を伝える
- 曖昧語を減らして言い切る
- 残業やリモートは仕事への向き合い方まで伝える
- 逆質問では案件理解につながる質問をする
SES面談は、うまく話す場ではなく、現場に入った後の安心感を伝える場です。
自分がどこまで任せられる人なのかを、スキルシートと結びつけて伝えましょう。
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- あるあるNG回答をしていないか
- スキルシートの項番を根拠に話せるか
- 一人称で対応できる作業を説明できるか
- 未経験スキルへの答え方を準備しているか
- 逆質問が案件理解につながっているか
面談前にここまで確認しておくと、当日の受け答えがかなり安定します。
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