TECH4U SESアカデミー
SESで上流工程に行くには?必要な経験と案件選びの考え方
SESで上流工程へ進むために必要な経験、スキルシートでの見せ方、案件選択、面談での伝え方を整理します。
上流工程の案件を探す際は、募集で任される設計と、自分が担当してきた作業を比べます。設計書を修正した経験と、新規機能の仕様を一から決めた経験では、説明できる担当範囲が違います。
仕様を確認し、判断した経験を伝える
仕様に不明点があったとき、何を調べ、誰に確認し、どのように設計へ反映したかを説明します。仕様変更を経験した場合は、影響する画面や処理を調べた範囲と、変更内容を決めた人を区別してください。
上流工程に必要な経験
現在の案件で担当を広げられないか、次の作業を確認してください。
詳細設計
実装経験から担当範囲を広げる候補の一つが、詳細設計です。
処理内容、画面項目、API仕様、DB項目、エラー処理などを設計書にまとめます。実装に必要な仕様を自分で決めた部分と、上位者の指示に従った部分を記録してください。
仕様確認
仕様が曖昧な時は、不明点に加え、考えられる選択肢や影響する処理を整理して確認します。採用された案と、その案を選んだ理由も把握しておきます。
レビュー対応
自分で作成した設計書を担当者に確認してもらい、指摘の理由を聞いて修正します。面談では「レビューを受けた」だけで終わらず、どの仕様を修正したか説明してください。
顧客や他チームとの調整
議事録作成、QA対応、仕様確認の同席なども上流につながる経験です。
顧客折衝を一人で担当していなくても、関係者との認識合わせに関わった経験は書けます。
スキルシートでの見せ方
上流工程を狙う場合、スキルシートでは次のような書き方が有効です。
詳細設計から実装、単体テストまで担当。
仕様変更時は影響範囲を確認し、画面項目、API、DBへの影響を整理。
不明点をQA表にまとめ、PM・レビュー担当と認識を合わせたうえで実装へ反映した。
この書き方では、実装だけでなく、仕様理解、影響調査、関係者調整が伝わります。
スキルシートの見せ方は、SESスキルシートの書き方|単価アップにつながる実績・役割・成果の見せ方も参考になります。
案件選びで見るポイント
募集の工程名に加え、次の作業を担当できるか確認します。
- 詳細設計に入れる案件
- 仕様確認やQA対応がある案件
- 基本設計の補助に関われる案件
- 顧客やPMとの会話機会がある案件
- チームリードやレビュー経験を積める案件
いきなり要件定義へ行くより、詳細設計、基本設計補助、仕様調整の経験を積む方が現実的です。
案件選択については、SESで案件を選べる会社とは?案件選択制度のメリットと確認ポイントでも整理しています。
面談での伝え方
募集の「基本設計」を、自分の経験と照合する
同じ基本設計の修正経験でも、既存機能の変更を担当する募集と、新規機能全体を一人で設計する募集では、必要な経験が違います。次の想定例で比べてみます。
現在の経験は、既存画面の項目追加について仕様を確認し、基本設計書の修正案を作成したところまでとします。完成前に上位者のレビューを受け、業務ルールの最終決定は顧客が行いました。
| 募集 | 任される仕事 | 追加で確認する経験・分担 |
|---|---|---|
| A:既存機能の設計変更 | 変更箇所の調査、仕様確認、設計書修正。設計者のレビューあり | 対象機能の業務知識、変更範囲、レビューの分担 |
| B:新規機能の基本設計を単独で担当 | 要求の整理から機能全体の仕様作成、顧客との調整まで担当 | 要求整理、機能全体の設計、未決事項の調整を担った実績 |
Aには実際の修正経験を説明できます。ただし、レビュー担当者がいるという理由だけで、経験不足をすべて補えるとは判断しません。本人が最初の案を作る範囲と、担当者が確認する範囲を聞きます。
Bには、修正経験だけで単独の設計を任せられる根拠があるとは言えません。募集側が担当範囲を分担できるか確認し、難しい場合は、まず設計補助や既存改修で経験を広げる仕事を比較します。
弊社のお勧めは、現職で作業を引き受け、レビューを受けて経験を作ることです。未経験の工程へ進む方法で、取り組み方を説明しています。現在の現場で設計書の修正を担当できるなら、次案件を探す前にも経験を増やせます。
営業には「基本設計案件を希望」だけでなく、次のように共有できます。
既存画面の設計変更を担当し、作成した設計書を上位者に確認してもらいました。新規機能全体の設計は未経験です。候補案件では、最初に作成する成果物と、自分で決める仕様、レビュー担当者との分担を確認してください。
設計書の名称が違う場合は、基本設計と詳細設計の比較を使い、何を決めて誰へ引き継ぐ仕事かを確認します。
面談では経験した範囲と必要な支援を伝える
面談では、希望する工程と、その仕事に生かせる経験を伝えます。
次のように、現在の経験とつなげて話しましょう。
直近案件では、詳細設計から実装、単体テストまで担当しました。
仕様変更時には影響範囲を整理し、QA表を使って確認し、実装へ反映しています。
今後はこの経験を活かし、基本設計や顧客との仕様調整にも範囲を広げたいと考えています。
未経験の工程については、必要なレビューや支援も相談します。
TECH4Uで見る上流工程
TECH4Uのエンジニア採用ページでは、SE、PM、PMO、コンサル、要件整理、基本設計、顧客折衝、課題管理などの領域も募集職種として扱っています。
相談する際は、設計書に記載した内容、自分で決めた仕様、顧客や上位者に確認した事項を聞かせてください。案件選択/チェンジ制の説明とあわせて、希望する案件の担当範囲を確認できます。
無料相談
単価アップの材料を一緒に整理する
現場での実績や希望条件を整理し、次に狙う案件や単価について相談できます。
応募を決めていなくてもOK。カジュアル面談は選考ではありません。
次に読む記事
この内容を読んだ後は、次の準備に進みましょう。
関連記事
同じテーマの関連記事です。
SESの年収・単価・キャリア
基本設計と詳細設計の違いは?仕事内容と設計書を具体例で比較
基本設計と詳細設計の違いを、申請機能とインフラの具体例で比較。設計書に何を書くか、レビューで何を判断するか、職務経歴書で担当範囲をどう伝えるかを解説します。
SESの年収・単価・キャリア
SESは案件を選べる?案件選択制度の仕組み・確認ポイント
SESの案件選択制の条件と限界を説明。紹介から商談・参画判断までの流れ、辞退理由と連絡のタイミング、通常の辞退と本人事由の待機の違いを整理します。
SESの年収・単価・キャリア
SESの年収・給料はどう決まる?給与を上げる5つの確認ポイント
SESの年収・給与が決まる仕組みを整理。アウトカム・アウトプット・自走度で実績を伝え、単価や評価の見直しと給与への反映方法を確認する手順を説明します。
関連用語
関連テーマ
無料相談
単価アップの材料を一緒に整理する
現場での実績や希望条件を整理し、次に狙う案件や単価について相談できます。
単価アップ相談をする